女性の薄毛改善に有効な対策。「女性の薄毛改善Web」

女性の薄毛改善に有効な対策

女性の薄毛改善に有効な対策

女性は男性に比べ、薄毛にはあまりなりにくいというイメージがあると思いますが、加齢による女性ホルモンの減少や ストレスが原因のホルモンバランスの乱れ・血行不良など、さまざまな原因により薄毛になってしまう事があります。

特に女性ホルモンは髪と関係が深いため、そのバランスを崩さないよう生活を見直すことで、抜け毛を減らすことができ、薄毛の改善・予防にもつながります。
大まかにいうと食事・睡眠・運動といった生活習慣の改善が重要ですが、どういった点に気を付ければよいのか、ここでは具体的にご紹介します。

バランスのよい食事をする

抜け毛・薄毛を減らし髪を健康な状態にするには、必要な栄養素をしっかり摂ることが大切です。
偏った食事をせず、バランスよくなんでも食べるというのが基本ですが、髪に必要な栄養素として以下のようなものがあります。

タンパク質

髪を作る重要な栄養素。「動物性タンパク質(肉・魚・卵・乳製品など)」と「植物性タンパク質(大豆製品など)」に分かれる。
それぞれ特性があるので、バランスよく摂るのがベスト。大豆製品に含まれている大豆イソフラボンは女性ホルモンを活性化させる役割があるので、積極的に取り入れたいところ。

ミネラル類

健康維持のためにも必要な栄養素。カリウム・マグネシウム・カルシウムなどが知られているが、特に髪の健康に関係するのは「亜鉛」「銅」「鉄分」で、毛母細胞を活性化して髪を守る働きがある。
牡蠣や牛肉・レバー・ナッツ類・海藻類に多く含まれる。

ビタミン類

ビタミン類で特に髪によいのが「ビタミンB群」。タンパク質の代謝を助け、髪の生成を促す働きがある。他にも「ビオチン」は毛細血管を太くすることで血行を促進し、
「ビタミンE」は血管を若返らせることで血流がよくなり、髪に栄養素を行き渡らせる働きがある。

ビタミンB群を多く含む食品は豚肉、大豆、うなぎ、鶏レバー、たらこ、ナッツ類などで、ビタミンEを多く含む食品はひまわり油、とうもろこし油などの油、アーモンド、鮎、すじこなど。

しかしビタミン類の中でも過剰摂取すると逆効果になってしまうものもあり、「ビタミンA」と「ビタミンE」は要注意。
ビタミンAは、摂りすぎると頭皮が乾燥してしまうことに。1日必要摂取量は成人男性で600~650μg、成人女性で540~600μg。上限摂取量は1,500μg。
ビタミンEも過剰摂取で胃の不快感や頭痛が起きることがあり、注意が必要。1日必要摂取量は成人男性で6.5~7mg、成人女性で6~6.5mg、上限摂取量は650mg~800mgが目安。

抗酸化成分

老化のもとになると言われている「活性酸素」は髪の成長にも悪影響なので、なるべく減らしていきたいところ。その活性酸素を抑える働きがあるのが「抗酸化成分」で、さまざまな食品に含まれる。
抗酸化作用がある食品としては、果物や野菜に多い「ビタミン類」や緑黄色野菜に含まれる「βカロテン」、トマトに多いことで有名な「リコピン」、緑茶などに含まれる「カテキン」、ベリー類・ワインなどに含まれる「アントシアニン」など

質のよい睡眠をとる

髪の成長には「成長ホルモン」が重要だと言われています。成長ホルモンは体の成長や修復を促すホルモンですが、その名の通り、成長期にピークをむかえ加齢により減少していきます。 成長ホルモンは睡眠時に多く分泌されるため、このホルモンをなるべく減らさないよう、意識してよい睡眠をとることが大切になってきます。

睡眠にはノンレム睡眠(脳も体も休んでいる深い眠り)と、レム睡眠(体は休んでいるが脳は活動している浅い眠り)があり、それを交互に繰り返していますが、 成長ホルモンの大部分がノンレム睡眠の時に分泌されるのです。しっかりと眠り、成長ホルモンの分泌を促すために以下の点に注意しましょう。

軽い運動をする

軽い運動で適度に疲労すると、寝つきがよくなり眠りやすくなります。ただし、激しい運動は交感神経が優位になり、興奮状態になりかえって眠れなくなるので注意が必要です。
ウォーキングや家事をこまめにするなど、あくまで軽い運動にとどめましょう。

午後10時~午前2時までの間に眠る

テレビや雑誌などでよく言われている「睡眠のゴールデンタイム」。午後10時~午前2時までの時間帯のことで、この間に睡眠をとると、最も多く成長ホルモンが分泌されるとされています。
この時間帯にノンレム睡眠がとれていることは、髪にとっても重要なので、夜更かしせずにできるだけ早く眠るようにしましょう。

睡眠の2~3時間前に入浴する

人は体温が下がる時に眠くなるので、入浴で体をよく温め、2~3時間後に体温が下がってきたころに就寝するようにすると、寝つきがよくなります。

寝る前にやってはいけないこと

寝る前に食事をしたり、刺激が強い飲み物をとるのはやめましょう。寝る前の食事は消化に悪く、カフェインなどの覚醒作用のある飲み物やアルコール、たばこなどもよくありません。
どれも刺激が強いので、なかなか寝つけなくなったり、よい睡眠がとれなくなってしまいます。食事や飲酒などは、できれば寝る3時間前までに済ませておきましょう。
また、寝る前のスマホやPC、テレビもNGです。これらが発するブルーライトは体内時計を狂わせてしまいますし、長時間画面を見続けると脳や神経を興奮状態にしてしまいます。
結果として睡眠の質が落ちたり、ひどい場合は不眠症になってしまうこともあるので、寝る1時間前くらいには終わらせるようにしましょう。

適度な運動をする

血流が悪いと、髪に十分な栄養が行き届かず、抜け毛・薄毛につながります。血流をよくするには、食事や薬などいろいろ方法がありますが、運動も大切です。
体を動かすことで血流がよくなりますし、血行不良の原因である脂肪も減らせます。最近では見た目ではわからない「隠れ肥満」も増えているので、痩せている人も注意が必要です。

脂肪を燃焼し、血行をよくする運動としては有酸素運動がおすすめです。ウォーキングや水泳、サイクリングやジョギングなど1日20~30分程度行うのがベストです。 さらに軽い筋トレを合わせて行うと、基礎代謝があがり、有酸素運動の効果もあがります。姿勢をよくするだけでも違うので、普段から意識するようにしましょう。

無理なダイエットをしない

薄毛の原因として特に若い女性に多いのが、無理なダイエットです。バランスのとれた食事と適度な運動によるダイエットなら問題はないのですが、
こういったダイエットは効果が出るのに時間がかかり、運動が苦手な人はなかなか続かない場合があります。そういった人が陥りやすいのが食事制限のみのダイエット。
食事制限すれば体重も落ちやすく脂肪も減りますが、同時に筋肉量も減ってしまい、基礎代謝が落ちてしまいます。

また、食事制限で体が栄養不足の状態になると、脳が生命の危険を感じ、脳や生命維持に重要な臓器に優先的に栄養を送るようになります。
その結果、髪や爪など生命維持とは関係のない部分への栄養が行き届かなくなります。栄養不足になった頭皮は、髪の成長に必要な毛母細胞の細胞分裂が正常に行われず、抜け毛や薄毛につながってしまうのです。

ダイエットが原因の薄毛の場合、改善するためには、まず第一に無理なダイエットをやめることです。栄養バランスのとれた食事を、1日3食きちんと摂るようにしましょう。
しかし、長い間食事制限をしていると、食べることに罪悪感を感じて食べづらいかもしれません。急に量を増やすと胃にも負担をかけてしまいます。
食事制限をやめる時には、少しずつ量を増やして様子をみながら元に戻していきましょう。

ダイエットが原因の抜け毛・薄毛は改善されるまで時間がかかることがほとんどです。
脳が一度生命の危険を感じると、元の状態に戻るまで時間がかかるからです。食事を元に戻しても、しばらくは髪まで栄養が送られず、基礎代謝も落ちたままなので、新しい髪がなかなか成長しません。
「痩せてきれいになりたい」「スタイルよく見られたい」という気持ちからダイエットに励んでも、その結果薄毛になってしまっては意味がありません。
偏った食事や、極端なカロリー制限による無理なダイエットでは、女性本来の美しさが失われてしまいます。すぐにやめるようにしましょう。

禁煙する

女性は、仕事に家事に育児に...といろいろな場面で、知らず知らずのうちにストレスを感じているものです。
タバコを吸っている女性も珍しくなくなりました。喫煙でストレス解消している、という方もいるかもしれませんが「タバコを吸うと落ち着く」「イライラがなくなる」というのは、
いわば「ニコチン中毒」の状態。体が欲しているニコチンを摂取することで、一時的に中毒症状が和らいでいるだけなのです。やはり「タバコは百害あって一利なし」。
喫煙は体に悪いのはもちろん、抜け毛や薄毛にも関係しています。

またタバコを吸うと、ニコチンの影響で毛細血管が収縮します。血管が収縮すると、血行が悪くなり、頭皮に十分な栄養が行き届かなくなります。血行不良は毛母細胞にも影響し、新しい健康な髪が育ちにくくなります。さらに喫煙は髪の成長に必要な栄養素を破壊したり、必要以上に消費してしまうので、慢性的な栄養不足の状態になります。
また喫煙で体内に取り込まれる一酸化炭素も、薄毛に悪影響を及ぼします。一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結合し、ヘモグロビンが酸素を運ぶのを阻止してしまうので、体が酸欠状態になります。体が酸欠状態ということは、やはり髪に必要な栄養が届かず、抜け毛や薄毛の原因になります。
他にもタバコには女性の薄毛に大きく影響する「ホルモンバランスの乱れ」を起こす作用もあるのだとか。まさに「百害あって一利なし」と言えるでしょう。

しかし、女性は男性よりニコチン依存度が強く、なかなか禁煙できないという話もあります。それは、女性がストレス解消のために喫煙している傾向にあるからだとか。
また中には、タバコをやめると太るから、と禁煙に踏み切れない女性も。しかし喫煙で痩せるのは、タバコの成分によって体が栄養不足の状態になっているだけです。無理なダイエットをしているようなもので、やはり体によくありません。

タバコがよくないのはわかっていても、いきなり禁煙は難しいかもしれません。意気込んで始めてみても、かえってストレスが溜まってしまうこともあるでしょう。禁煙でストレスフルになってしまっては、それも薄毛によくありません。
どうしても禁煙ができない人は、まずは本数を減らすところから始めてみましょう。自分だけではどうしても禁煙できない...という方は、禁煙外来を掲げている医療機関や、呼吸器内科のある病院などで相談してみるのも一つの手です。一定の条件を満たせば健康保険の適用となりますし、やはり専門家にお願いすると、禁煙の成功率も高くなるようです。

喫煙以外の方法でストレス解消するようにし、バランスのとれた食事と運動で、髪も体も、健康的な美しい女性を目指しましょう。

毎日の生活習慣が重要

いかがですか?生活習慣を変えることはなかなか難しいですが、毎日少し意識するだけでも体は変わってくるものです。
どれも基本的なことですが、健康的な生活を送るためにも大切なことばかりなので、ぜひ実践してみてください。
ただし、甲状腺や膠原病など病気が原因の場合もあるので、生活習慣で改善しなかったり明らかに異常な大量の抜け毛などがあれば、一度病院で診察を受けましょう。

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薄毛で悩む女性におすすめの「育毛剤」

薄毛で悩む女性の方にまず試して頂きたいのが育毛剤です。しかし、育毛剤はとても多くの商品があり、自分に合った育毛剤を探すのはとても大変です。育毛剤を選ぶ上で一つのポイントは女性と男性では薄毛の原因がそもそも異なるため「女性専用」の育毛剤を選択することです。
おすすめの女性専用の育毛剤をいくつかこちらでご紹介していますので、参考にしてみてください。

ただし、残念ながら育毛剤には発毛効果はありません。抜け毛を予防する「育毛」ではなく早く「発毛」させたい場合は医療機関での「ミノキシジル」の処方が必要です。
おすすめの医療機関(ヘアクリニック)は下のリンク先でご紹介してますので参考にしてください。

「育毛」ではなく「発毛」させたい、早く薄毛を改善したい女性の方は迷わず女性専門の「ヘアクリニック」へ。

育毛剤は抜け毛予防の効果はあるのですが、発毛効果はありません。また、その育毛効果にも個人差があるため、効き目を感じない方もいます。そんな方は迷わずヘアクリニックでの「ミノキシジル」を使った発毛治療をお勧めします!
「ミノキシジル」を処方してくれる、おすすめの女性専門のヘアクリニックはこちらでご紹介しています。

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