髪にやさしいお手入れ。「女性の薄毛改善Web」

小さい子供や赤ちゃんは、シャンプーやコンディショナーを嫌がります。もちろん、目が痛いとか、目をつむって暗くなるのが嫌なのでしょうが、子供とは、本能でしょうか、体がとるべきものでないものを、避ける能力が大人のそれよりも、ずっと敏感です。
自分の子供のつやつやした髪の毛を、とても大事に思った、あるお母さんはそれこそ「タモリ式入浴法」ではありませんが、真夏の匂いがきつくなる季節以外は、我が子の洗髪を指で軽くこするのと、お湯で流すのみにしたところ、特に子供はかゆがりもせず、フケが増えることもなく、きれいな髪の毛を保ったまま、毎日気持ちよくお風呂に入っているということです。
こうして見ると、髪の傷みや薄毛というのは、あまりにもたくさんの添加物、化学物質が加えられた、シャンプーやコンディショナーの何十年もの使用の蓄積という一面があるかもしれません。

化学薬品による毛染めや洗髪の害に注目した美容師さんの中には、添加物の少ない石鹸をよくよく泡立てて、髪に染み込ませ、シャンプーやコンディショナーの代わりの使用をすすめる方もいらっしゃいます。
ただ、石鹸だけだと、髪質が酸性に偏っていくので、自然食品店などで販売されている、リンゴ酢など、上質の酢を、容器に移し替えて洗髪に使用すると、髪質はアルカリ性に近づいていくので、これも大変髪にやさしいようです。
実際、酢で洗うと驚くほど、髪がサラサラになります。しかも、コンディショナーのような、どこか髪の毛の表面を溶かしてしまったような、刺激の強すぎる使用感ではなく、とても気持ちよく、自然な仕上がりになります。また、よくすすぐことも、重要です。

毎日のブラッシングもとても大切です。100均で手を出したような、ナイロンやプラスチックのブラシだと、毛先から痛めてしまいがち。
獣毛ブラシでのブラッシングは、髪へのマッサージ効果もあり、おすすめできます。
特にやや固めの猪毛のブラシは、頭皮を刺激し結構を良くする効果もあるので、さらにおすすめできます。

他に、童謡のこぎつねこんこんの一節に出てくる、つげの櫛（♪子ぎつねコンコン山の中...草の実つぶしてお化粧したり、もみじのかんざし、つげの櫛）などを使って古風な気分にひたってみるというのも良いものです。
つげの木から作られた純木製の櫛ですから、静電気がほとんど発生せず、抜け毛だけでなく、美しい髪を作るのにとても良いので、ブラシから乗り換える人も増えています。（実はこういうものが、案外100均で売られていたりするんです）

いずれにしよ、ストレスがたまってる、ちょっと疲れたというときにでも、ブラッシングをしながら、さっぱりとした気分を取り戻すことはとても大切です。
添加物をあまりに気にしすぎて、気は滅入ってしまうのも、かえって良くないですし、忙しい現代人には中々難しいかもしれませんが、リラックスした穏やかな時間の中で、疲れた髪をいたわるということが、一番です。